重症熱性血小板減少症候群(SFTS:Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)の病原体は、SFTSウイルス(ブニヤウイルス目フェヌイウイルス科バンダウイルス属)であり、主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染する疾患です。 SFTSを発症している動物との接触により、感染することもあります。
令和6年6月13日、獣医師が本病に感染して死亡したと報道発表があり、同日に開催しました公益社団法人秋田県獣医師会令和7年度通常総会で、出席した会員の皆様に情報提供したところです。
6月12日に日本獣医師会から情報提供がありましたが、感染経路等に不明確な点があるため、改めて会員構成獣医師の皆様へ正確な情報を提供する内容でありました。
SFTSは「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」の第4類(動物、飲食物等の物件を介してヒトに感染する感染症)に分類されておりますが、獣医師が届出を行う感染症には該当しておりません。
SFTSに関する情報・資料等について、次のとおりお知らせいたします。
【日本獣医師会からの情報提供】
・【重要】 SFTS感染獣医師の死亡事例について (リンクは以降に記載しています)
【厚生労働省】
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A (第7版 令和6年8月2日作成)
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き2024版
【国立感染症研究所】
【国立健康危機管理研究機構】
・感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要(2025年1月31日更新)
【地方獣医師会】
・SFTS疑いネコ診療簡易マニュアル (公益社団法人 東京都獣医師会)
・SFTS疑いネコ診療マニュアル (公益社団法人 東京都獣医師会)
動画(You Tube)による診察一連の流れを解説、PPEの脱衣方法を解説
・SFTSからあなたとペットを守るために(公益社団法人 静岡県獣医師会)