○災害が発生したとき、大切なペットと一緒に避難するためには、日頃から備えておくことが大切です。
○東日本大震災においては、残念ながら多くの犬や猫をはじめとするペットが犠牲になりました。また、平成28年(2016年)の4月に発生した熊本地震でも多くの犬猫が迷子になってしまいましたが、その一方で、飼い主さんと一緒に避難できたペットも少なくありませんでした。
○しかし、せっかくペットと一緒に避難できたのに、避難所に入れないケースも多くあったようです。その一方で、無駄吠えをしない、ケージなどで過ごせるといった犬や猫は、避難所でも受け入れてもらえたケースもあったと聞いております。
○秋田県の地域防災計画の動物管理計画では、災害発生時には「避難所へ飼い主が飼養動物を同伴できるよう環境整備に努める」とされていますが、初期の混乱時にはペット同伴で避難所に入れないことも想定して、支援活動が本格化するまでの間をどう過ごすかといったことも考えて準備をしておきましょう。
参考パンフレット(環境省)「備えよう!いつもいっしょにいたいから」(ペット動物の災害対策)
<関連情報>
○公益社団法人秋田県獣医師会は、平成23年2月21日に、秋田県と「災害時の動物救護活動に関する協定書」を締結しました。
○当会では、この協定書に基づき、災害時に保護された動物を一時的に収容するためのケージや救護活動を行うためのテントなど、救護活動に必要となる物資の備蓄に取り組んでいます。
○また、公益社団法人日本獣医師会においては、東日本大震災はもとより、熊本地震・西日本豪雨・北海道胆振東部地震への対応として、被災自治体と連携しながら、人材の派遣、獣医療の提供、地方獣医師会や会員獣医師から集めた義援金等の支援を行っています。
<関連情報>
「公益社団法人 日本獣医師会ホームページ 緊急災害時の動物救護」