畜産共進会について

「畜産共進会」は、より能力の高い家畜の生産により、畜産経営の安定化と消費者の食の安全・安心を推進するため、参加した家畜の改良成果を検証する大会です。

「秋田県畜産共進会」は明治14年の第1回開催以来、時代の進歩とともに家畜の遺伝的資質・飼育技術の向上を競い、学ぶことを目的として、これまで93回もの長い歴史を積み重ねてきました。現在は2年に1回開かれており、「種畜の部」では約80頭の乳用牛、肉用牛が参加し、その発育具合が、また、「枝肉の部」では約70頭の肥育牛が参加し、肉質の良さが競われます。

秋田県獣医師会では、この共進会を通じ関係機関と協力し、安全・安心な畜産物の生産体制の強化と、環境と調和する持続性の高い畜産の確立による生産基盤の整備に取り組んでいます。

秋田県有種雄牛「義平福」号を父にもつ県産牛が第10回全国和牛能力共進会で銀メダルを獲得しました

「全国和牛能力共進会」は、5年に1回全国の優秀な和牛が一堂に集まyoshiり、体格や品位、肉質を競う全国規模の大会で、「和牛のオリンピック」とも言われています。審査結果がいわゆる「ブランド牛」の知名度を大きく左右するため、関係者は威信をかけて大会にのぞみます。

2012年(平成24年)秋に長崎県で開催された第10回大会には、38道府県から480頭が参加し、それぞれの部門ごとに改良技術が競われました。   秋田県からは15頭が参加し、うち、肉用牛の部で県有種雄牛「義平福」号を父に持つ肥育牛3頭が、肉質の評価で銀メダルを意味する全国2位に輝きました。

全国の名だたるブランド牛が参加した中で、1位に勝るとも劣らない評価だったことは、「義平福」号の能力の高さを物語っており、今後の秋田牛ブランドの確立と生産拡大に向けた大きな追い風になっています。

詳しくは秋田県畜産試験場のホームページを参照ください。